Gekka

平成令和の百文様(開板/令和二年如月)

希望、再生

鹿は、希望へと人間を導く象徴です。ユーラシア世界の神話では、森の中で鹿に出会う王子は新しい王国を築く幸運にまみえるとされ、秋に角を落とし、春には再生するその姿から蘇生を約束する精霊として愛されました。ステンドグラス調のフォルムに象徴的な鹿を、小倉山や竹林、太陽、月など嵯峨の自然風景と共に表した文様。

文様説明/唐紙師トトアキヒコ