- 2023.03.16TOTO AKIHIKO
春季特別展「美の祈り Universal Symphony」
2023年3月18日より、MIHO MUSEUM にて唐紙師トトアキヒコの作品が展示されます。
ルーブル美術館のガラスピラミッドでも有名な建築家が建てたMIHO MUSEUMに於いて、世界中の東西素晴らしいコレクションと共に作品が展示されます。展覧会でご覧いただけるのは、世界最大でもちろん唐紙史上初でもある22メートルに及ぶ唐紙アート作品「Universal Symphony」。本展覧会の名称自体にも作品タイトルが使用されています。ぜひ、実物の深淵なるトトブルーの世界観をご覧いただければと思います。◎開催内容
春季特別展「美の祈り Universal Symphony」
日程:2023年3月18日~6月11日
時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)※休館日は毎週月曜
会場:MIHO MUSEUM
お問合わせ:MIHO MUSEUM/0748-82-3411
Web:https://www.miho.jp/ - 2023.03.16唐長・雲母唐長
ホームページリニューアルのご案内
唐長・雲母唐長のホームページをリニューアルいたしましたのでご案内申し上げます。
また、唐紙師トトアキヒコの深淵なるトトブルーの世界観をより一層ご堪能いただけるよう、新たにホームページを公開しました。唐長・雲母唐長
kirakaracho.jp唐紙師トトアキヒコ
totoakihiko.jp - 2022.09.03唐長・雲母唐長
唐長の新しいロゴについて
この度、私たち夫妻が唐長当代となり13 代目を継承し、責務を担うにあたり、唐長の新しいロゴを創出しました。
新しいロゴは、平成令和の百文様の一つである「雲孫令和」文様をベースに生み出したものとなります。雲孫令和は、唐長が代々大切に継承してきた唐長文様「天平大雲」を再解釈、再構築した文様です。先祖代々文字通り、命懸けで伝えてきた天平大雲文様は、今や唐長を代表する文様として認識されるようになりました。この大切な文様を継承する身として400年続いてきたことへの感謝とリスペクトを込めて、新たな文様を後世へと伝えられればと願いました。
実りと豊穣を表す吉祥の雲を丸紋へと変化させ、丸く円満な世界となることの意味を込め、二つの雲が一つのカタチを生み出す陰陽の様は、影となり日向となり支え合う夫婦円満も表しています。雲孫(つるのこ)とは八代先の子孫のこと。八つの影日向の雲は、八代後に思いを馳せ、唐紙を通じて人々のしあわせと世界平和を祈りこの文様を生み出しました。 そして、この雲孫令和文様をベースにデザイナーの横川知宏さんと共に、さらに発展させて考えたものが新しいロゴとなります。日本で唯一続いてきたこと、そしてこれから先も続くことを思い循環し続いていくこと、私たち夫婦が次世代へとバトンを繋ぐ意志を新しいロゴに表現することを願いましたが、おかげさまで和洋を超えて飛翔する素晴らしいデザインが現れました。
中央部には密やかに十字が潜んでいます。十字は交わりを表します。人と人、過去と現在、東と西、天と地…など、何かと何かが交わることにより未来に生きる新しい価値はいつも生まれます。私たちの思いをのせて、未来に向かい新たな価値を創出するという志と思いが見事に表現された美しいロゴが生まれました。AuthenticとTradition
伝統と歴史を大切に、手仕事の風合いと質感を伝えること、進化する伝統をもって未来をつくること。
気配のある美として、人々のしあわせを祈り、唐紙をつくっているところが世界に一件だけここにある。
そういう矜持を抱き、これからの唐長を担い、次世代へとバトンを渡していけるように日々、唐紙と向き合いたいと思います。唐長 トトアキヒコ/千田愛子
- 2022.09.03唐長・雲母唐長
唐長十三代目千田愛子 就任のご挨拶
このたび、父、十一代目千田堅吉より唐長十三代を継承することとなりましたのでここに謹んでご報告申し上げます。
令和四年九月
唐長・雲母唐長 十三代目 千田愛子

唐長の唐紙
唐長は、寛永元年(1624年)に京都で創業。
先祖代々受け継がれる約600枚の板木より、
和紙に手摺によって文様を写し取られた唐長の唐紙は、
美しい陰影美を宿します。
伝統的な襖や壁紙をはじめ、
神社仏閣などの文化財修復に至るまで、
江戸時代からおよそ400年間、
唯一途絶えることなく続く唐紙屋として
唐紙文化を守り伝えています。
現在は唐紙師トトアキヒコと千田愛子(第13代目当主)が
夫婦で京都・嵯峨の地において
その歴史と伝統を継承しています。
Philosophy
私たちは唐紙には人をしあわせにする力があると信じています。
唐長の唐紙とその文様には、
八百万の神々や自然に対する人々の祈りを宿しながら、
心へと静かに働きかける「気配」があると考えています。
時代を超え、世界を駆け巡り、古今東西の人々の祈りを宿し、
文様の普遍美を伝える唐長の唐紙は、
日本の美意識の宝とも言えます。
また唐紙は自然そのものがスガタを変えた美であると考えます。
昔も今も地球にやさしいエコロジーな存在であり、
持続可能/サステナブルな文化継承です。
Order
昔ながらの伝統的な技法による雲母摺の唐紙をはじめとし、
クラシックにもモダンな雰囲気にも合い、
和洋問わず空間に馴染む唐長ならではの
特別な唐紙をご提案しています。
完全予約制のサロンにて文様や配色を相談の上、
心をこめて一点ずつお客さまのために制作します。
サロンではまるでオートクチュールのように
唐紙がオーダーできる特別な時間をお届けします。
Works
唐長本店・雲母唐長では、
現代の空間を彩るさまざまな提案をしています。
およそ400年間受け継がれ、
時代の変化のなかで求められ続けてきた唐長の唐紙は、
和洋を問わず空間に馴染みます。
伝統的な唐紙の襖や壁紙をはじめとする住空間の室礼や、
店舗やホテル、公共・商業施設などの大型空間での唐紙作品や
アートワーク、神社仏閣や文化財の修復まで、
唐紙が彩る特別な空間の施工例をご紹介しています。

Online Store
We are now preparing.
Collaboration
唐長文様を用いたさまざまな商品開発を担っています。
“日常に自分の好きなモノやコトを取り入れた生活と
アートのある暮らしを通じて美意識をもって生きる”
をコンセプトに
さまざまなコラボレーションを試みています。