唐紙とアートの融合

唐紙師

唐紙師 トトアキヒコ

雲母唐長(KIRA KARACHO)唐紙師・トトアキヒコ

従来の唐長の唐紙を継承した襖や建具、壁紙、唐紙を用いたパネルやランプなど、現代の暮らしに合うさまざまな唐紙のしつらいのオーダーをアトリエ雲母唐長(ATELIER KIRA KARACHO)にて制作するとともに、唐紙の芸術性を追求し、点描とたらし込みを融合させ自らの指で染めていくトトアキヒコ独自の技法「しふく(Shifuku)刷り」や「風祈」と呼ばれる技法から生まれるアート作品は、美術館(MIHO MUSEUM)にも収蔵、展示された他、寺社仏閣、公共・商業施設、個人邸宅など、さまざまな場に納められています。 名刹養源院に奉納されたアート作品「星に願いを」は、俵屋宗達の重要文化財「唐獅子図」と並んでいます。同寺にある俵屋宗達の重要文化財「松図」の唐紙修復も手がけており、伝統の継承を行いつつ、現代アートなる唐紙の世界を築いています。

2014年には、『唐紙の美 トトアキヒコの世界 雲母の旋律 - 400年のひととき -』が、相田みつを美術館にて開催されました。 料紙から室内装飾へと移行し、長く続いてきた唐紙の歴史において、唐紙がアート作品として美術展が開催されるのは、歴史はじまって以来初めてのことであり、美術館で唐紙師がアート作品として美術展を披露するのも、初めてのこと。 唐紙師として、前人未到の道を切り拓きました。

2008年春 芸術活動として、東京ミッドタウン「とらやギャラリー」にて「唐紙の美 唐長展」をプロデュース。
2009年夏 夫婦合作の唐紙「inochi」は、唐紙がアートとしてはじめて美術館に収蔵される(MIHO MUSEUM)。
2010年夏 MIHO MUSEUM創立者生誕100年記念特別展「MIHO GRANDAMA Arte della Luce」(ミホ グランダーマ アルテ・デラ・ルーチェ)にて作品「inochi」が披露される。
2010年7月 文遊展開催。唐紙と書のコラボ作品展を書家宇敬氏と発表。
2010年秋 養源院に祈りの唐紙作品「星に願いを」奉納。俵屋宗達の重要文化財「唐獅子図」と並んでいるこの作品は、唐紙がアート作品として寺社仏閣におさまったはじめての作品となる。
2010-2011年 2年かけて同寺にある俵屋宗達の重要文化財「松図」の唐紙修復も手がける。
2010年末 -2011年1月 JR京都駅のギャラリーにて夫婦和合の精神を表現した唐紙による展覧会を開催。
2011年春 京都御所西にある護王神社祈願殿内に夫婦合作の唐紙「イノチノヒカリ」を奉納。
2011年秋 臨済宗妙心寺派の烹金寺の350年ぶりとなる落慶法要の唐紙を手がける。
2011年冬 マンションのエントランスロビーに4メートルをこえる唐紙を用いたガラス作品「命」を納める。
2012年春 フランスルーブル美術館のガラスピラミッドでも知られる世界的な建築家I・M・ペイ氏の建造物のエントランスロビーに夫婦合作の唐紙「いのち」を奉納。
2012年5月 世界一の観光タワーである東京スカイツリーにて、江戸一目図屏風復元唐紙を手がけ、天望デッキに展示される。
2012年冬 11月には京都で12月には東京銀座で画家AKI氏と唐紙と絵画のコラボ作品を発表。
2012年12月 フランスで開催された『レ・サパン・ドゥ・ノエル・デ・クレアトゥール(Les Sapins de Noël des Créateurs)』に唐紙のクリスマスオーナメントを作成し、夫婦で出展。日本会場でも、クリスチャンディオール、ジャンポール・ゴルティエ、ルイヴィトンなどと共に展示される。
2013年春 慈照寺(銀閣寺)に、唐紙三曲屏風作品「星に願いを」「季風の道」奉納。
2013年春 真宗仏光寺大善院にて、唐紙四曲屏風作品「涅槃図」を画家AKI氏と共にコラボ作品として発表。発表後、京都ホテルオークラのロビーにて期間限定で一般公開される。また、コラボ作品「二孔雀」は、真宗仏光寺大善院に奉納。
2013年9月 相田みつをと共著にて初出版「相田みつを&雲母唐長 幸運を贈るポストカードBOOK しあわせ」。
2013年10月 東京銀座の商業施設コムサステージ銀座店に地下から2階へと続く唐紙づくしの階段には24枚のパネル、館内のエレベーターの壁面など唐紙を納める。2階には7メートルをこえる8曲屏風作品「星に願いを(蒼天の月)」「季風の道」を納める。
2014年2月 「無心のすすめ」(著者:永井宗直)の装丁。作品「星に願いを」が装画となり、美しい本となる。
2014年4月 医療法人仁愛会 川村産婦人科のLDRに唐紙作品を納める。命の誕生の場にある初めての唐紙となる。
2014年9月 『唐紙の美 トトアキヒコの世界 雲母の旋律 - 400年のひととき -』が、相田みつを美術館にて開催される。長く続いてきた唐紙の歴史において、唐紙がアートとして美術展が開催されるのは、歴史はじまって以来初めてのことであり、美術館で唐紙師がアートとして美術展を披露するのも、初めてのこと。唐紙師として、前人未到の道を切り拓いた。
2014年12月 京都・宇治にある平等院の茶房「藤花」に唐紙アート作品「季風の道」を納める。
2015年1月 スリープクリニック銀座に唐紙アート作品「ミズハ」を納める。
2015年3月 福岡県アシストレジデンス桜離宮のアートワーク及び養生カフェことほぎに唐紙アート作品を納める。
2015年5月 美しいもの 白州正子エッセイ集(美術)(著者:白州正子) 角川ソフィア文庫の装丁唐紙を手がける。
2015年6月 かそけきもの 白州正子エッセイ集(祈り)(著者:白州正子) 角川ソフィア文庫の装丁唐紙を手がける。
2015年9月 「日本の文様ものがたり」(講談社) 唐紙師トトアキヒコの初エッセイを刊行する。
2016年10月 リーガロイヤルホテル京都の最上階にある「フレンチダイニング トップ オブ キョウト」に移ろいゆく四季のゆらぎを描いた作品「光の輪」を納める。 史上最長となる唐紙アート作品は、34メートルに及び360度回転する展望レストラン内にアーチ状に手がけた四季の唐紙が客席の回転とともに変化する。
2016年10月 三十三間堂本坊 妙法院門跡 唐紙奉納。
2016年11月 プレミスト京都 烏丸御池のエントランスホールに唐紙アート作品「ミズハ」を納める。
2017年3月 MIHO MUSEUM 2017年春季特別展:和ガラスの美を求めて -瓶泥舎コレクション- 美術館ショーウインドー内に37メートルに及び唐紙を納め、珠玉の美術品と唐紙のコラボレーションを手がける。
2017年5月 ブランズ京都御所西のエントランスホール天井に唐紙、壁面に唐紙アート作品「星に願いを」「いのち」を納める。
2017年10月 浄土真宗本願寺派 栢原山龍仙寺にて本堂内陣、余間、廊下など各所唐紙を手がける。 また、5メートルをこえる唐紙アート作品「星に願いを」奉納。
2018年3月 名勝 無鄰菴 唐紙奉納
2018年4月 無鄰菴唐紙奉納により、文化財の保存、維持の功績が認められ、門川大作京都市長より表彰を受ける。 門川大作OFFICIAL

唐紙師 千田 愛子

1624年(寛永元年)創業の唐紙屋『唐長』11代目 千田堅吉の長女。 唐紙師である夫トトアキヒコと共に、唐長を世界と後世に伝えるための活動をしている。 11代目より唐長のDNAとしての色彩感覚を一番受け継いでいると認められた感性を活かし、 幼少期より培われたその類希なる色彩感覚により、唐長の新境地として、 従来の壁紙、襖紙の世界からカードの世界を開拓。 10代の頃から発表し続けている千田愛子の唐紙カードの世界は、 独特の色彩感覚によって、老若男女問わず幅広い世代にファンが多く、 海外でも好評を博している。 また豊かな感性を活かし、「KIRA KARACHOのある暮らし」をテーマに、 先祖から代々大切に受け継がれてきた唐長文様を紙以外の素材へも表現し、 ファッション、インテリアなど他者とのコラボレーションも積極的に行っている。 2004年開業のココン鳥丸ビルのファサードには、唐長文様の天平大雲が使われており、 京都のランドマークとなっている。 同年よりそのビル1階にあるKIRA KARACHOショップをプロデュース。 2015年9月、初エッセイ「京都の時間」(講談社)を刊行。

雲母唐長(KIRA KARACHO)唐紙師・トトアキヒコ