唐紙師トトアキヒコ従事の寺社仏閣

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2010年12月、2011年12月
養源院、重要文化財である俵屋宗達「松図」の修復を二年半がかりで手がける。

緑青の地色に金色の丸龍の唐紙。
片面は俵屋宗達の松図の修復、片面は江戸時代の唐長先祖の唐紙で表裏となっている。この宗達と共する文化財の襖の修復唐紙を手がけさせていただくにあたり、十一代目とも相談し、いろいろ試行錯誤の上、100年、200年と時代を遡った当時の色あいで唐紙をつくりあげた。伏見城から移築された聖天歓喜天さんの部屋はこの唐紙で囲まれている。養源院の松図修復唐紙は、ぼくが生涯語りつげる誉れなる唐紙となった。江戸時代の先祖が仕事を残してくれ、お寺さんがこれまで守り伝えてくれたおかげで、今回仕事する機会を頂けたということを忘れてはならない。

つづくということはつづける人がいるということ。

この唐紙が、この先も100年、200年と伝わり人々の心の安らぎにつながり、見守ってくれることを心から願う。
先祖の唐紙の修復というものは、調べたり想像したり…なんだかいろんな対話をするようでもあり、困難さはあれども、ぼくには、なんだか楽しい仕事のように思えた。

雲母唐長の唐紙修復

やがて、ぼくたちの子孫がまたこの龍の唐紙に挑む日が来るのだろう。
(トトアキヒコ)

2011年11月
350年ぶりとなる臨済宗妙心寺派烹金寺の落慶法要の唐紙を手がける。

2012年
東京スカイツリーの第一展望台にある「江戸一目図屏風復元唐紙」を手がける。

雲母唐長の唐紙修復・東京スカイツリー「江戸一目図屏風復元唐紙」

雲母唐長の唐紙修復・東京スカイツリー「江戸一目図屏風復元唐紙」

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