いのち2014
いのち2014

全長17メートル以上のトトブルー作品。
自身最大規模のしふく刷りに挑みました。

しふくは至福に通じます。
しふく刷りで福に至る。
やがて世界に幸福をもたらすであろうと、筒井氏より名付けられたしふく刷りは、ぼくの指で和紙を直接染める技法です。
点描とたらし込みを融合させて数千回、数万回と色を重ねて祈りながら染めてゆく技法はトトアキヒコ独自のもので、この会場は、この唐紙に囲まれています。

例えば、このパネル1枚をしふく刷りで染めるには、おおよそ3,000回の点描が必要となります。
3,000回が19枚あるわけですから、57,000回染めるということです。
2層、3層、4層…と多種多様な色を重ねてゆきますから、仮に4層重ねたとすると、22万8,000回染めたことになるのですが、実際は、いちいち数えながら染めれませんし、はるかに上回る工程を経てすすめられてゆきながら5層、6層…となっているからゆえに現れてくる世界観です。
そうやって、人々の心の平穏と幸せ…世界が平和であることを祈り生まれた唐紙がこの
「いのち2014」です。

青は世界を紡ぐ色だとぼくは思うのです

青く輝くこの地球、青の海
たかくたかく青の空のもと
煌めく天空の青は
宇宙の青にも繋がり
いつも世界をつなぐ
いのちの光

だから、トトブルーとよばれる青は
ぼくにとって平和の象徴であり、未来であり、愛を表す光なのです。
(トトアキヒコ)

唐紙の美 トトアキヒコの世界
雲母の旋律 – 400年のひととき –
美術展出展作品

会場:相田みつを美術館
会期:2014年9月9日(火)~10月5日(日)

唐紙師 トトアキヒコ

唐長の文化を継承する唐紙師。従来の唐長の唐紙を継承した襖や建具、壁紙、唐紙を用いたパネルやランプなど、現代の暮らしに合うさまざまな唐紙を制作している。唐紙をアートにした第一人者であり、唐紙の芸術性を追求し、点描とたらし込みを融合させ自らの指で染めていくトトアキヒコ独自の技法「しふく(Shifuku)刷り」や「風祈」から生まれる深淵な青い唐紙作品は、八百万の神様や精霊とともに手がけた詩情が宿るスピリチュアルな<トトブルー>と愛され、公共、商業施設、個人邸に納め続けている。

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雲母唐長(KIRA KARACHO)唐紙師・トトアキヒコ