光の交響曲

光の交響曲

唐紙は、祈りの風景です。
人々の祈りや願いの物語がこめられたカミさまの宿る美しい風景を、ぼくは唐紙と呼びます。
また、唐紙は、光の文化とも言えます。
最上の唐紙の美は、陰影のゆらぎが放つ静かなる気配に在ります。
初めて菅原一剛さんと会い、その静かな気配が佇む写真を見た瞬間にこの人とは何かあると直感しました。
ゆえに一緒に作品ができないだろうかとの相談には考える必要もなく即答でした。
今回のコラボ作品は、自我や意図を越えた祈りの世界が奏でる音の世界だと思います。
写真という光と唐紙という光の交響曲に、見る人はきっと、静けさに宿る光の音を感じることでしょう。

2017年春
唐紙師トトアキヒコ

「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」
ライカギャラリー京都 展示作品(2017年)

唐紙師 トトアキヒコ

唐長の文化を継承する唐紙師。従来の唐長の唐紙を継承した襖や建具、壁紙、唐紙を用いたパネルやランプなど、現代の暮らしに合うさまざまな唐紙を制作している。唐紙をアートにした第一人者であり、唐紙の芸術性を追求し、点描とたらし込みを融合させ自らの指で染めていくトトアキヒコ独自の技法「しふく(Shifuku)刷り」や「風祈」から生まれる深淵な青い唐紙作品は、八百万の神様や精霊とともに手がけた詩情が宿るスピリチュアルな<トトブルー>と愛され、公共、商業施設、個人邸に納め続けている。

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雲母唐長(KIRA KARACHO)唐紙師・トトアキヒコ