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雲母唐長(KIRA KARACHO)
唐長の唐紙とは
唐長文様の板木「天平大雲・九曜紋」

唐紙は、平安時代、文字を書く為の詠草料紙として用いられ、後に暮らしの変化に伴い鎌倉、室町時代の頃からは建築様式の変化に伴い、衝立や屏風、襖や壁紙などの室内装飾に用いられるようになりました。江戸時代には、一斉に唐紙は普及し、武家も公家も茶人、商人、町家など…さまざまな場において趣味趣向を反映した唐紙は人の暮らしを彩るようになり、京都以外にも江戸で唐紙を手がける職人が生まれました。

唐長に伝わる文書によると、天保10年(1839年)の頃には、京都に唐紙師が十三軒あったと記されていますが、多くは、元治元年(1864年)の蛤御門の変で板木を焼失。
唐長は、蛤御門の変の時、タライに水を張り、目張りした土蔵に板木を入れて、戦乱の火災から唐紙の板木を守り抜いたと、伝わっています。明治以後に残った唐紙屋は、わずかに5軒。その後、文明開化など人々の暮らしの変化に伴い次第に唐紙屋は廃業、江戸地域での唐紙屋は、関東大震災、東京下町大空襲などにより板木を焼失し、途絶えることになりました。戦後のことではあるが、唐長10代目の指導もあり、復興された東京の唐紙屋もあり、近年では、幾つか唐紙をつくる所も新しくできたようではあるが、このように歴史的背景として、江戸時代より途絶えることなく代々続いてきた唐紙屋は日本でただ1軒、唐紙屋長右衛門、すなわち「唐長」のみである。
  唐長には、先祖代々伝わる板木が、花鳥風月や幾何学文様などさまざまなものが約六百五十枚あり、基本は、十二枚で一枚の襖になる十二板張り。その他に十板張りや、五枚張りなどがある。十二枚張りのほとんどが江戸時代のもので、板木の大きさは縦が約九寸五分、横が約一尺五寸五分のつくりとなっている。
天明8年(1788年)の大火で大半の板木を焼失し、その後、薬問屋などを営みながらも唐紙屋を続け板木を再版してゆく。この大火直後に彫られた貴重な板木も現存しており、裏書きが確認できる古いものは、寛政三年十一月、と墨書されている。
十枚張りは、明治・大正期のものが多く、縦一尺一寸五分、横一尺五寸五分。五枚張りは、大正・昭和期のもので、十枚張り判の横幅を二倍にしたもので、横三尺一寸となる。この時代の頃から襖紙用に大きな和紙を漉けるようになったことから、唐長ではこの大きな和紙に対応できるように技法と板木を工夫してきた。これら板木の材質は、ほとんどは朴の木に彫られています。

このように歴史をくぐり抜け先祖代々守ってきた板木から、写しとられて美しい唐長の唐紙が生まれる。唐紙の普及とともに唐長文様の複写や類似品がシルク印刷やデジタル印刷、もしくは類似木版等により市場にでてはいるが、唐長の唐紙の特異性は、幾多の歴史をくぐり抜けてきた板木に宿る力とその代々受け継がれた精神性にあり、安易にコピーが氾濫する時代の中、表向きに上辺だけコピーできてたとしても、400年の時代と歴史、そこに潜む精神性は、コピーされることはない、と、唐長は挟持を持って取り組んでいます。
 














唐長とは
唐長とは・唐長文様の板木「天平大雲・九曜紋」

唐長は、創業1624年。江戸時代から途絶えずに、日本で唯一続いてきた唐紙屋。代々受け継がれた板木にひとつひとつ手仕事で和紙に文様を写し取り、襖紙や壁紙として桂離宮、二条城、養源院などの歴史的建造物や、今を彩る現代の人々の暮らしにおいても唐長の唐紙は用いられております。その文様と色合いの持つ世界観と美意識は、日本が世界に誇るべき宝とも言えるでしょう。

唐長の板木は、シルクロードを渡って伝えられたユーラシア大陸文化の世界的背景のあるものから日本独自に洗練されたものまで多岐に渡り約650種。何千年にわたり、世界を駆け巡ってきた文様の世界観が先人たちのおかげで江戸時代から手を加えられることなく素直に板木に息づいていて、この世界に通じる文様と色の世界が相まってできる装飾美術であり、そこには脈々と受け継がれてきた文様の物語や精神性がひそんでいるのです。その昔、自然光や月明かり、燭台の灯にほのかにうつろう唐紙の陰影に美しさを見いだした光の文化ともいえる唐紙…唐紙を通じて人々の幸せを願いつつ、この連綿とつづいてきた唐長の文化と精神性を世界と後世に伝えたいと思います。








雲母唐長(KIRA KARACHOとは)1600年代
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雲母唐長(KIRA KARACHOとは)
KIRA KARACHO(雲母唐長)とは、唐長11代目の長女夫妻トトアキヒコと千田愛子がプロデュース、次世代を担う唐長を継承するブランドです。
唐長の唐紙を広く世界に伝えるとともに、紙以外の異素材や他者とコラボレーションしたプロダクツを発表するなど、文様と色の美を通じて人々の暮らしを豊かにしたいとの思いをこめたモノづくりをしています。

雲母唐長は、古き良き伝統の世界、今の世の新しき美の世界、異なるものとの融合する世界

古、今、異

3つの世界観を持つブランドです。

1つは、代々続いてきた唐長の唐紙とその文化を継承し、唐紙をつくり、伝えること
1つは、今の世に愛される唐紙をつくり、伝えること、そして現代の美術(アート)作品として唐紙を伝えること
1つは、代々伝わる唐長文様と色の世界観を通じて、人々のしあわせを願うKIRA KARACHOプロダクトの制作

私たちは、唐紙を通じて人々の幸せを願いつつ、この連綿とつづいてきた唐長の文化と精神性を世界と次世代に継承したいと思います。






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